2013年7月29日月曜日

バーナーの不調と修復

海外から輸入したプリムスの調子が悪い。まあ、なんとなくこの状況は予想してたが、一週間で早速不調になるとは思わなかった。大体昔から買ったもんをいじり過ぎて壊してしまうことはよくあるのだ…。

症状は、プライミング終盤でバルブを開けるとフレームアウトして点火出来ない。なんとか点火できても火に勢いがない。とまあこんな感じだ。何とか先週末に点火出来たのでそのまま日帰り山行に投入したが、早速不調で湯沸かしに問題が出た。これでは常用出来ない。やはり実績に勝るWhisperかSveaに信頼性で軍配が上がる。なんか納得いかず、修理対応も海外送付になるしなあと悩むこと小一時間。そうだバラしてみよう。
というわけで昨日山行から帰ってすぐに以下を実行。
1)燃料ポンプチェック
2)バーナーヘッド分解清掃->改善せず。
3)ポンプフュエルラインコネクタ部O-ring脱着調整->改善せず。

ここで一旦諦めたが、再度Instructionを熟読。するとこんな事が書いてある。
Possible causes of reduced powerの一項目
Control spindle grooves blocked!!! タブンコレダと直感した。

というわけで、さらに未知の領域スピンドル部分を分解。
ありました。こってりとこびりついた、なんていうのかピッチというんでしょうか。残滓というのでしょうか?説明は難しいが、ネジ山に直角に縦方向に切られた溝(grooves)があり、これが燃料の通り道になっているらしいが、この部分にこびりついてました。
新品一週間で何故?理由は不明だが事実は事実なのでジッポオイルをかけて爪と安全ピンの先でこびりついたピッチを剥がす。再度組み直して、点火->無事点火。
まだ最大出力には余力があるような気もするが取り敢えず治った。このあと再分解してCRCでもう一度洗浄、その上でスピンドルの入るホール部も清掃し、ジッポオイルでフラッシングして、整備を終えた。

理由は以下が考えられる。
1)燃料ポンプとのコネクタO-ringに施したルブリカントオイルが悪さした。
2)ポンプの圧力が上手くかからないのでポンプカップにルブリカントを施した。これが混入した。
3)不完全燃焼を繰り返したために早々にピッチが付着した。
4)新品なので余分なバリなどが摩耗により付着した。(新車購入時は頻繁なオイル交換が必要なのと同じ?)あるいは防錆油などが塗布されており影響したのかもしれない。
多分3+4)と予測している。もう少し運用しながら見極めたい。あー楽しい。

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